株式会社ninoyaが運営する婚活サイト「キャリ婚」。そのキャリ婚を通して出会いカップルとなったお二人に、登録のきっかけや出会い、そしてご成婚までのエピソードをうかがいました。聞き手は、キャリ婚「恋の相談室」や婚活結社「魔女のサバト」でおなじみの女のプロ・川崎貴子(リントス株式会社代表)と、人間関係のプロ・金沢悦子(株式会社はぴきゃり代表)です。
*インタビュー前編はこちら。
川崎貴子(以下、川崎):ここまで、お二人が「キャリ婚」を知る前と、入会のきっかけ、出会いについておうかがいしてきました。ここからはさらに深く、ご結婚のことなどについても聞かせてください。
E香:もちろんです!
金沢悦子(以下、金沢):T史さんが、E香さんとのお付き合いを半年以上保留にしていた理由が気になりました。何がお付き合いの決め手になったのか、そこからおうかがいしたいです。
T史:僕が優柔不断だったという話ですね……(笑)。お話しさせてください。
お付き合いの決め手
金沢:でも、半年で10回デートしていたということは、決め手は1つではなく積み重ねなのかな。
T史:頭の中で、かなりシミュレーションをしていました。子どもができたときのこととか。
川崎:慎重派ですね。確かに、30代だものね。結婚後のことも考えますよね。
E香:確かに、会っているときに「もし子どもができたら、育休は取れるか?」と聞かれました。それは、本気だからそういうふうに聞いてくるのか、ただ聞きたいだけなのか、正直なところちょっと悩んだこともありました。
金沢:興味本位では聞かないですよね。
T史:ぐるぐる考えていたんですが、僕たち二人なら話ができそうかなと思って聞きました。
そういう真面目な話をする一方で、E香さんの意外とおちゃめな部分にも気がつきました。ドライブデートをしたときの帰り、ちょっと渋滞だったんです。それで、パーキングエリアでコーヒー買おうと二人で立ち寄りました。紙コップで出てくるタイプの自販機で、作っている間に曲が流れたんです。『コーヒールンバ』っていう曲だったんですけど。
E香:何十秒か待たなければいけなかったんです。
T史:そこで、コーヒールンバに合わせてE香さんが隣で踊りだして。僕と一緒に車に乗っていた人がこうやって踊り出したんです……(笑)。
川崎:やられましたね。この子、可愛いじゃないか、と。
T史:そうですね。可愛いというか面白いなと思ったんです。日常生活では、仕事で疲れているときもありますよね。そのときは、車の運転で疲れていて。「大丈夫、大丈夫」という雰囲気を作って場を和ませてくれる人だと思い、好印象でした。
金沢:人生には深刻なときもあるし、そういうのは重要。もし厳しい局面になっても、二人で何とかする。楽しく乗り越えていけるかもっていうことが、ちょっとシュミレーションできたという感じですね。素敵!
川崎:なんて良いエピソードなんでしょうか。
結婚について
金沢:ご結婚のご予定はいかがですか。
E香:両親には会っているのですが、正式な予定はまだです。年内、秋頃には挨拶に行けたらと思っているのですが。
川崎:こういう結婚式がしたいというイメージはありますか。
E香:年明けぐらいにしたいとは考えているんですけど、まだイメージまでは。うちの両親が難しいので、報告をどうしようということがいまの悩みです。T史さんのご両親は働いていますし地方在住なので、東京に来ていただくのも時間がかかる。だから、お休みの日に合わせて行ったりとか……、その辺の調整で、日程的に1~2ヶ月はかかりそうです。
金沢:楽しい段取りですね。
婚活をする男性が気を付けたこと
川崎:いまキャリ婚に入会しようか迷っている男性や、会員になった男性に向けて、ご成婚したT史さんが婚活中に気を付けたことを教えていただけますか。
T史:E香さんの話(前編)にもありましたが、わざとらしい写真を送らない方が良いと思います。僕の場合は、キャリ婚用に撮った自撮りなどの写真ではなく、海外旅行などでポツポツと撮った写真をパパパッと送っていました。あまり作り込んだ写真は送らないほうが良いのかなと。
金沢:それはなぜですか?
T史:女性が身構えるんじゃないですかね。自然体がいいと思います。結婚までの1~2年の間、素の自分を隠していたって、結婚は騙せないですよね。素の自分を出せないなら辞めた方が良いと思うし、自分を出した方が良いと思います。
それと、プロフィールの文章に関しては、基本的にはプレゼンテーションと思っているので、まずは結論からで。自分はどういう人間なのかを、まず書いた方が良いです。結論というのは、「私の仕事は何々です」と始めることではなく「こういう人間です」と示すこと。「僕はまさにこういう人間です」と結論を言って、仕事は1~2行でパパッと。趣味については、読み手が読みやすいように、伝わりやすいようにしました。長々と書くのは良くないですね。
E香:「大事にしていることだから、趣味の時間は必ず確保したい」とか、書いていましたね。
T史:趣味で格闘技をやっているので、譲れない部分は先に示しました。プロフィールは相手が読みやすいように、就活をちょっと思い出して書いたんです。
プロフィールを充実させること
川崎:E香さんからはいかがでしょうか。
E香:キャリ婚は、他の婚活サービスと比べてプロフィールの項目がはっきりとしています。自分のプロフィールを埋めて充実させ、相手のプロフィールをしっかりと見ると、お互いにすごく参考になると思います。
他に私が大切にしていたことは、写真でした。顔が良い悪いじゃなくて、この人の隣に自分がいられるかなって考えて見ていました。
T史:男性の写真を?
E香:女性の方も同じだと思います。いくら綺麗な人でも、「私はこの人と合わないよな」って感じる人とかもいると思うんです。写真で全てがわかるわけではないですが……。この人の隣に、例えば「私が会社帰りの格好で行ったら」とか、「普段の格好だったらどうかな」とか想像してみることですね。
金沢:採用面接みたいですね。一緒に隣の席で働いているのがイメージできるかな、みたいな。プロフィール項目はもちろんですが、フリーコメントからは特に相手のメンタリティが垣間見えますよね。
E香:たとえばあまりにも長すぎるフリーコメントだと「この人は自分のことをアピールしたいだけで、読み手のことを考えていない」って、わかってしまいますよね。
キャリ婚は、男性を面談なさった川崎さんや金沢さんたちからの推薦コメントがあります。だから、客観的な「この人はこういう人で、こんな仕事をなさっていて、こういうご希望を持っています」という情報がわかる。それに加えて、本人が自分でちゃんとプロフィールとフリーコメントを書いていれば、「この人は、自分ではこういうふうに書いてるんだ」とダブルチェックできます。
私の場合、たとえばフリーコメントが「将来を見据えた人を探しています。よろしくお願いします」で終わっている人には「この人は何を訴えたいんだろう?」と感じました。「面談ではいろいろお話したはずだし、このプロフィールページだけが相手の判断材料なのに、なんでこんなことしか書いてないの?」と疑問に思ったこともありました。
金沢:プロフィールを読み込むことによって、その人の人となりが見えてくるし、時には不信感を思えることもあるんですね。
E香:婚活に本気だったら、素の自分をどう相手に伝えるかは試行錯誤して良いと思います。
キャリ婚入会をご検討中の方へ
金沢:キャリ婚でご成婚なさったお二人から、いまキャリ婚への入会を検討している方に伝えたいことや魅力を教えていただけますか。
T史:キャリ婚は、女性からのアプローチを男性が待つスタイル。男性側は、心穏やかに待てると思います。そのぶん、女性側が料金やメッセージの負担を背負ってくれているということは、肝に銘じなければいけません。婚活では、男性が自分からアプローチをして何回か連絡を取って、という段階がすごく心に負担がありますよね。僕みたいな至らない人間へも女性の方からアプローチをしてくれるので、心への負担が少ない。その代わり、男性はのんびりしているので、女性の皆さんはE香さんみたいに、次へ次へとプッシュしてもらえると。
E香:それほどプッシュしたつもりはないんですよ(笑)。
金沢:働いている女性が登録しているサイトですが、そういう面はどうでしたか。
T史:そういう点では、E香さんももちろん働いている方なので、仕事の話や東南アジア駐在の話だできたり、英語ができたりする相手は好印象でした。職種は全く違っても、これまで頑張って仕事をやってきた人というのは、その業界の深い話ができてとても良かったです。
金沢:いい話をいただきました。ありがとうございました。
川崎:お幸せになってくださいね。
E香・T史:ありがとうございました。
───E香さん、T史さん、貴重なお話をお聞かせくださりありがとうございました! キャリ婚は、お二人の末永い幸せをお祈りしております。
(後日談)その後も順調にお話が進まれ、なんと12月に挙式が決定されたとご連絡をいただきました。本当におめでとうございます!
従来の婚活サイトとまったく異なる「キャリ婚」で、いま多くの女性が婚活を始めています。その仕組みをあなたの目でご覧ください。