Question
結婚して生活が変化することが怖いです。
これを他人に言うと「変化を楽しみなさい」「愛する人ができたら自然と変われる」などと諭されます。
しかし臆病で保守的な性格のためか、どうにも変化に飛び込もうといった気持ちになれません。
今までのお付き合いも全て受け身で、自分からアプローチしたことはありませんでした。
人並みに結婚したい気持ちはあります。
私のような人間は結婚する資格はないのでしょうか。
(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただいております。)
Answer
環境の変化を脅威と感じるのは、人間として当然のこと。
その上で、統計心理学では、素質的にリスクに敏感なタイプが存在します。
このタイプはシミュレーションが得意で、行動を起こす際についあれこれとパターンを想定するため不安を感じやすいのが特徴です。
一方で、素質的にリスクに鈍感なタイプもいます。
後者のタイプは行動を起こした先にどのようなトラブルが潜んでいるのかが想像できないため、潜在的に「変化は脅威」と感じていても、想像力の欠如によって行動できます。
というと聞こえはいいですが、チャレンジした後に痛い目に合うのは当然このタイプです。(経験者は語る、笑)
おそらく質問者さんは前者のタイプなのだと推察いたします。
その場合、想像しうるネガティブな変化に対し、ある程度打ち手が見えていると一歩を踏み出しやすくなります。
そのためにはモヤモヤ考えているよりも、周りにいる素敵なカップルに話を聞いてみましょう。
順風満帆なカップルなどどこにもいません。
どんな変化があってどのように克服したのかという実例は、あなたに勇気を与えてくれるはずです。
変化に飛び込めないのも才能。慎重派は、慎重派なりの婚活をすればいいだけなのです。
(金沢悦子)