キャリ婚で生まれたカップルのお二人に、運営元のninoya六本木オフィスにお越しいただきました。聞き手は”女のプロ”ことリントス代表取締役の川崎貴子です。お話の最後、お二人から川崎へ「ある相談」も……。

川崎:まずはおめでとうございます! この瞬間に立ち会うために、仕事をしているといっても過言ではありません。早速ですが自己紹介をお願いできますか。

M司:コンサルティング会社に勤めているM司(仮名)と申します。33歳です。

Y梨:SEをしているY梨(仮名)です。32歳です。

 

ご入会のきっかけ

川崎:キャリ婚にはどんなきっかけでご登録されたんですか?

M司:今年の2月頃、SNSで二村ヒトシさんが発信されている情報をお見かけして。もともと川崎さんのご著書も拝見していたので信用できるかなと。あと、正直なところ男性は無料だったので(笑)。

Y梨:私は*猫町倶楽部に川崎さんと二村さんがいらした回で知りました。しばらくは静観していたんですけど、結婚相談所に近い安心感が得られる割には安いなと思って登録しました。3月か4月頃ですね。
*猫町倶楽部=延べ5,000人が参加している日本最大級の読書会コミュニティ。

 

お互いの初印象

川崎:お互いの最初の印象はいかがでしたか?

Y梨:私は趣味で着物を着る時があるんですけど、M司さんのお写真が着物を着ている写真で。あっ、と思って開いたのがきっかけですね。

川崎:自身のキャラクターが分かる写真を掲載するのは大事ですね。

M司:彼女より少し早く登録したのでいくつかメッセージをいただいたのですが、やり取りを始めてから会うまでって時間がかかりますよね。どのタイミングで誘おうか? と考えてしまったり。その点、Y梨さんは3日目くらいで「今度お会いできませんか?」と。びっくりして会ってみたら、別にせっかちな訳でも、焦っている訳でもなく。それが僕にとって好感でした。

川崎:Y梨さんの率直さがよかったんですね。

Y梨:過去にも婚活をしていて、会ったらなんだか違う……ということがあって。会うまでに何週間もかけてやっぱりダメでしたっていうのは、お互いにもったいないと思います。だから、最初にやり取りして悪い印象でなければ、すぐに会って判断しようと決めていました。

 

初デートの感想

川崎:実際にお会いしてみていかがでしたか?

Y梨:夜でしたので、お酒を飲みに行って。話しやすい感じでしたし、お料理を取り分けてくれたり、気が利く人だなという印象でした。

M司:お稽古ごとで遅れるかもしれないと聞いていたので、僕の電話番号を伝えておいたんですね。当日きちんと連絡をくれたり、「自分はこういう持ち物を持って伺います」と予め教えてくれたり。なんだか欲しい情報を的確にくれる人だなと感じました。

 

お付き合いまでの経緯

川崎:その後、どのようなきっかけでお付き合いにいたりましたか?

Y梨:なにかと気が合って、彼の住むシェアハウスに遊びに行くことになりました。そこでご飯を作ってくれたのですがとてもおいしくって。

川崎:胃袋を掴まれたんですね。

Y梨:サバの味噌煮と、かぼちゃの煮物、あと卵焼きもあったかな。

川崎:日ごろ料理をされる方の献立ですね。

Y梨:私、サバの煮込みなんて作ったことないです(笑)。

川崎:お相手の家に伺うのは生活の様子が分かっていいですよね。

Y梨:はい。シェアハウスだったこともあって、人と暮らすのに慣れている印象でした。彼と暮らすとお互いにいろいろと協力できそうなイメージも浮かんで。

M司:結婚を前提にしたサイトと理解して登録したので、オブラートに包みながらも、そういう印象を持ってもらえるように振る舞いました。

川崎:いまのお話はお付き合いを始めてどれくらいのことですか?

M司:結構早くて3週間くらいですね。

川崎:その際、お付き合いを始めましょうといったお話も?

Y梨:あ、それはなかった気がします。なんだか会っている間に自然とそのような感じになっていって。

 

同棲のきっかけ

川崎:いまお二人は結婚に向けて同棲されているそうですね。

M司:お盆の時期に、友人の芝居の手伝いで週末に地元へ帰ることになりまして。それを彼女に伝えたら「私もついて行っていいですか」と相談を受けたんですね。

川崎:あら、素敵。

M司:仲良くなって一ヶ月ほどなのにすごい行動力があるなと。2日間いっしょにいて特に嫌なこともなかったし、私が芝居の手伝いに行っている間も一人の時間を楽しんでいて。自立している女性だなと感じました。

Y梨:宿泊は彼のおばあさんの家に泊まらせてもらいました。そのとき、家に着いたらすぐ換気をはじめて、お仏壇に手を合わせて。家や家族を大切にされている印象を受けました。きっと同じように自分のことも大事にしてくれる人なんだろうと。

 

キャリ婚を利用してみて

川崎:キャリ婚を実際にご利用いただいていかがでしたか?

Y梨:過去に利用していたマッチングサイトの話ですが、お会いしたあとにお断りしたら、誹謗中傷めいたメールをもらったことがあって。キャリ婚ではそんなことなかったですし、お断りひとつにしても誠実な方が多かったです。

川崎:誠実な対応については、面談時から男性皆さんにお願いしているのでよかったです。

Y梨:それと、やっぱり面談者のコメントが付いているのがいいですね。これから会う女性の目線に立って書かれているように感じました。

M司:僕も何人かの方にお会いしましたが、素敵な方が多かったですね。皆さん自分を持っていらして、結婚という目的意識がはっきりしていてよかったです。

 

入会検討中の方へ

川崎:最後に入会を検討している方へメッセージをお願いできますか。

M司:女性が皆さん結婚を目的にされているので、男性側も結婚に前向きな姿勢で入会すると話がスムーズに運ぶと思います。複数のサイトを並行されている女性も多いので、遊び目的でないとはっきり示すほど、相手の方も誠実に心を開いてくれるように感じました。

Y梨:女性から行かないと何も始まらないサイトです。そこはやっぱり勇気がいりますね。でも、送って返事がなければそれは縁がなかったと割り切れます。自主的に物事を前に進めたい女性にとって、その考えを汲んでくれる男性が多いサイトだと思います。

 

二人からのご相談

川崎:ところで、お二人はもう入籍の日取りなども決まっているんですか?

M司:それが、先日読んだ星占いの本で、来週の土曜日に入籍したらいいと書いてありまして(笑)。

Y梨:その日に籍を入れに行こうと思っています。早いかもしれないけれどもう大丈夫かなと。

川崎:お二人の話を聞く限り大丈夫だと思いましたよ。1年、2年と時間を掛けたからといって、必ずしも話が進むというものでもないですし。

M司:ところで、川崎さんに折り入ってご相談が。

川崎:あら、なんでしょうか。

M司:そうした訳で婚姻届を提出しようと思うのですが、もしよろしければ証人になっていただけないでしょうか?

Y梨:私たちの出会いのきっかけである川崎さんにぜひ。

川崎:まあ! もちろんよろこんで。

 

−−Y梨さん、M司さん、ご入籍おめでとうございます。キャリ婚は今後もお二人の幸せをお祈りしております。

 

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